MODCHG で要素を削除したり、追加したりしてみる


削除してみる

こんな感じで、2要素モデルをサブケース 1で引っ張っておいて、サブケース2 で引っ張っている側の要素を消してみます。

modchg例

 

BEGIN BULK 以下には、

BULKのMODCHGカード

このように要素セットを REMOVE (消す) という指定をしています。

 

SUBCASE セクションは

subcaseセクション

 

この結果 subcase 1 ではこのように伸びますが

remove, subcase 1

 

サブケース2 ではけん引役の要素が無くなったので、縮みます。

remove, subcase 2

 

入力ファイルのダウンロード: model01.fem

 

追加してみる

今度は追加してみます。モデルは同じですが、subcase 1 では引っ張る要素がなくて、 subcase 2 で復活します。

要素を増やす例

 

実は、増やすには、最初に消しておく必要があるので、サブケースから見てみます。

増やす場合のsubcase

 

ではバルクセクションはと言うと、こうなります。

bulkセクション、増やす場合

WOSTRN のところですが、場合によっては、消えている間に要素の形が変わっていることもあります。そのとき WOSTRN だとその状態でひずみゼロとします。WISTRN とすると、変形に応じた初期ひずみを与えた状態でサブケースが始まります。

 

アニメーションで結果を見てみましょう。サブケース1 ではけん引役の要素が無いので、残された方は全く動きません。

増やす場合, subcase 1

 

サブケース2でけん引役の要素が追加されるので、引っ張られます。

add, subcase 2

 

入力ファイルのダウンロード: model02.fem

 

アルテアジャパン公式製品サイト

https://www.altairjp.co.jp/optistruct/