MQTTブローカの簡単なセットアップ方法


MQTTを用いることで、Altair ActivateやAltair Embedで演算したデータや計測したデータをPanopticonでリアルタイムに可視化することができます。

ここでは、ローカルのMQTTブローカのセットアップ方法を説明します。


Mosquittoのインストール

下記よりmosquittoをダウンロードして、インストールします。今回はmosquitto-2.0.14-install-windows-x64.exeをダウンロードしてインストールしました。

https://mosquitto.org/download/


MQTTブローカの起動

Windows PowerShellを起動します。Mosquittoのインストールフォルダに移動し、

./mosquitto -v

で起動できます。


メッセージの送受信テスト(Publish / Subscribe)

MQTTを用いたメッセージの送受信テストを行ってみます。MQTTでは送信をPublish、受信をSubscribeと呼びます。


Subscribe

メッセージ受信の待ち受け状態を作成します。

もう一つPowerShellを起動し、mosquitto_subを起動します。引数の-tでトピック名を指定します。同トピック名で送信されたメッセージが受信されます。今回はトピック名は'test'としました。コマンドは下記です。

./mosquitto_sub -t 'test'


Publish

メッセージを送信してみます。

さらにもう一つPowerShellを起動し、mosquitto_pubを起動します。引数の-tでトピック名、-mで送信メッセージを指定します。今回はトピック名'test'で、'message'という文字列を送信しました。コマンドは下記です。

./mosquitto_pub -t 'test' -m 'message'

送信すると、先に開いた受信用のPowerShellにて送信したメッセージが表示されます。

以上で送受信のテストは完了です。

このMQTTブローカを利用して、Altair ActivateやAltair Embedでメッセージ、数値データを送信・Publsihし、Altair Panopticonで受信・Subscribeし、リアルタイムに数値を可視化できます。