スーパーエレメントを使用するメリット

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edited April 2018 in 質問と回答 (Q&A)

計算コストの低減

 

全体モデルを計算するのと比べ数倍~数十倍の計算速度になります。使用メモリや使用ディスクも大きく削減できます。

これは数十回解析計算実行する最適化や実験計画法では総計算時間に大きな影響を及ぼします。

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リスクの低減

 

全体モデルを計算したときにエラーで止まったときに、モデルデバッギングが困難です。また、再度全体モデルで計算を実行する手間が必要です。

各部でスーパーエレメント化計算進めることで問題を一つ一つ確実にクリアにしていくことができ、計算時間面でもロスが少なく済みます。

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計算リソースの確保

 

全体モデルが大きすぎると、多大な計算時間以前の問題としてメモリ不足やディスク不足で「計算そのものができない」ということがあります。

各部をスーパーエレメントにすることで計算可能な規模にまでモデルを縮小することが出来ます。

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グループ作業の効率化

 

グループでモデリング作業を行うとき、結合点の座標値と節点ID情報を共有するだけで済みます。

各自が部品モデリング、スーパーエレメント化計算を済ますことでアセンブルは容易に済みます。

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情報の秘匿性

 

スーパーエレメント化することで材料物性値や形状、荷重条件、減衰特性などの情報を隠すことが出来ます。

これら情報を他に知られずに部品としての剛性・振動特性情報だけを外部に出すことができます。

数社にまたがる開発プロジェクトなどで自社ノウハウなどを外部に出せないが、部品特性を出す必要があるときに

スーパーエレメント化が役に立ちます。

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