HyperWorks なら積層材の First Play Failure 解析を実形状で行えます


始めに

First Ply Failure というのは、うまい日本語が思い当たらないのですが、何をしているかというと、積層材の線形静解析を行い、判定基準に到達するかどうかを判定しています。実際判定基準は、何でも良いのですが、破断を判定基準とすると、本来、どこかのプライが破断した後は、線形静解析は当てはまりません。最初のプライが破断するまでの解析、ということで First Ply Failure と呼んでいるのだと思います。これからは、First Ply Failure は長いので FPF と呼びます。

 

ESAComp が得意とするFPF ですが、ESAComp では、簡単な平面や円筒しか評価できないので、実形状での判定ができません。しかし現在 ESAComp の機能は HyperWorks に移行中であり、本記事作成時の最新版 v2022.1 では、FPF も移植されています。そのため、実モデルに対して FPF を実施することができます。

 

ESAComp も FPF も知らなかったという方は、単純に、HyperWorks を使って積層材の線形静解析を行えば、簡単に積層材部品の強度的危険度の評価ができる、と思ってください。

FPFイメージ図

(クリックで拡大します。)

 

詳しくは動画をご覧ください

 

動画による説明

参考記事

HyperWorks による積層設計評価(積み上げ方の評価。部品の形の評価ではない). これもESAComp からの移植

https://community.altair.com/community?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0119784

 

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https://www.altairjp.co.jp/hyperworks/

 

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