PCB基板のECADから始める各種シミュレーション

fujita
fujita
Altair Employee
edited December 13 in Altair HyperWorks - 日本語

PCB基板のECADから3D形状を作成し、構造解析、熱応力解析、振動解析、疲労解析などを実施するのは手間のかかる作業でした。

SimLab、SimSolidともECADインポートから3D形状作成が可能なため、以下のような解析が少ない手数で可能です。

image.png

SimSolidはECADを読み込んで、メッシュ作成することなく、材料条件と解析条件を設定して上の図のような構造解析、熱伝導解析、振動解析、疲労解析が可能です。

↓関連リンク

https://community.altair.com/discussion/60677/simsolid%E3%81%A7ecad%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%81%BF%E8%BE%BC%E3%82%93%E3%81%A7%E7%86%B1%E5%BF%9C%E5%8A%9B%E8%A7%A3%E6%9E%90

SimLabはSimSolidの解析をOptiStructソルバーを使ってできます。SimSolidの解析機能に加えて、Layer DefinitionからPCB層の各層厚と材料を定義し、Ultra LibrarianからMOSFETやTVSダイオードなどの詳細形状を適用可能です。抵抗を作成し、境界条件として電圧、電流も考慮した熱流体解析が可能です。OptiStruct, Radioss, Abaqus, LS-DYNAと連携した落下解析、Fluxと連携した電磁場解析もできます。

以上、まとめますと、PCB基板のECADから、SimLab, SimSolidを使用して少ない手数で様々なシミュレーションが可能であり、事前の問題検出、対策検討が可能になり、開発期間短縮、コスト削減に貢献します。

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