Altiar FlowTracerは、make fileやスクリプトファイルでの実行との違いは何でしょうか?
fukushima
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実行するジョブを記述していくという点では同じですが、フローがエラーで中断した場合、make fileやスクリプトファイルの再開は最初からになりますが、FTは停止した箇所からの再開できるので余計な実行時間を費やす必要が無くなります。フローグラフから視覚的にもエラー箇所を特定し易くなりますし、エラーでどのジョブまでが影響(再実行が必要)を受けるかをリアルタイムで表示されるので、フローの状態が分かり易くなります。そのため、生産性が向上します。
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FlowTracerとmake fileやスクリプトでの実行の違いでは、以下の点があります。
- 計算ノードのCPUやメモリなどのハードウエアリソースとツールのライセンス等ソフトウエアリソースを考慮して、フロー内のジョブを実行。
- FlowTracerは、図1のような構成になっています。Compute Form内で動作しているジョブスケジューラ(Altair Accelerator)とライセンスモニター(Altair Monitor)と連携しているため、ユーザーがリソース確認をすることなくジョブをすることが出来ます。
- ジョブの依存関係と使用中のハード、ソフトウエアリソースに応じて、ジョブを自動で並列実行が可能
- 図1の左上にあるフローにおいて、Program2とProgram3に依関係はないため、リソースがが空いていれば、二つのタスクを同時に実行します。
- 入力ファイルのタイムスタンプが変わったとしても、変更がコメント修正だけの場合はジョブの再実行を行わない(バリア機能)
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
図1 FlowTracer構成図
0 - 計算ノードのCPUやメモリなどのハードウエアリソースとツールのライセンス等ソフトウエアリソースを考慮して、フロー内のジョブを実行。