Q: Inspire Extrudeでより速く結果を得るために計算時間を短縮する方法はありますか?
Eijiro Hirota_22492
Altair Employee
A:以下の方法で計算時間を短縮する事が可能です。
- ジオメトリのクリーンアップ
- ジオメトリを大きく変更しない固定点(非常に小さなフィレットなど)をマージします。これにより、Inspire Extrudeソルバーの速度が向上します。同じ数の方程式の場合、ソルバーは、悪い角度を持つ要素から行列を因数分解するのにより多くの時間を要します。
- 要素のサイズを調整
- 薄いプロファイルを押出す場合、プロファイルとポケットの寸法はウェルドチャンバーに比べて小さくなります。このような場合、より大きな要素サイズ (ベアリング/ポケット (存在する場合) の要素サイズの 3 ~ 4 倍) を使用できます。これにより、要素と節点の数が減り、結果として計算時間が短縮されます。
- ベアリングとプロファイルコンポーネントの長さ
- 大きなモデルの場合は、ベアリングのコンポーネントの Z 方向の長さをモデル内の最大ベアリングに制限します。コンポーネントが長くても解析結果は改善されません。計算時間が長くなります。プロファイルコンポーネントの長さは ベアリング長さの3 倍に制限してください。
- ベアリングとプロファイルコンポーネントの要素にバイアス
- メッシュが巨大になる場合は、ベアリングとプロファイルのバイアス機能を使用します。
- これにより、要素と節点の数が減少し、計算時間が短縮されます。
- 非線形トレランス値を 0.01 に増加
- デフォルトの 0.001 の代わりに、0.01 または 0.005 の大きな非線形トレランス値を使用します。
Inspire Extrudeでは、解析の実行ダイアログのアドバンスト > 非線形反復トレランス にて設定が可能です。
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