Inspire と SimSolid のコラボで設計探索が大変身近になりました

altair_fukuoka
altair_fukuoka
Altair Employee

始めに

強度、構造部品設計、CAE評価を行っている皆さまは、数の試行を諦めたことはないでしょうか?

  • 設計案はいくつもあるのに、評価する時間がないから、勘・経験で 2つに絞って、良い方を選択した
  • 最適化を活用したかったけど、3回くらい計算してみて、一番良いものを選んだ
  • パラスタデータを機械学習させて AI化したかったけど、4回くらいの計算であきらめた

数をこなしたものほど強い、は一つの真理かと思います。Inspire の設計探索と超高速ソルバーの SimSolid のコンビネーションにより、もはや、このようなあきらめは不要になりました。もうこれ以上数を諦めないでください。

 

Inspire はトポロジー最適化(ジェネレーティブデザインなどとも呼ばれたりします)や設計探索などを用いて、シミュレーション主導による強度構造物設計を支援するツールです。

Inspire 概要.png

(クリックで拡大)

 

従来の応力や変位なのど構造 CAE は FEM ソルバーと呼ばれるものを使っていますが、Inspire では、従来の FEM だけでなく、FEM に対して圧倒的に速い超高速構造解析ソルバーである SimSolid を利用できるようになっています。

SimSolid概要.png

image

(クリックで拡大)

 

この Inspire の設計探索機能と SimSolid の組み合わせで、一気に大量のパターンを評価できます。

 

Inspire と SimSolid については、下記「アルテアジャパン公式製品リンク」の節をご参照ください。

 

できること

スケッチで 0 から作る形状だけでなく、既存 CAD 形状も設計探索対象に

このように、スケッチからの押し出しなどで 0 から作る形状の変数化だけでなく、

image

 

既存 CAD の形を変化させる際も、変数化できます。

既存CAD変数化.png

 

何が効果があって、何が効果がないのか、明確にすることができる

このように、どのパラメータに効果があって、どれにないのか、一目で分かります。単に設計に役に立つだけでなく、設計に際して、何が大事であるのか、という技術者側の知見を育むのにも、大変役に立ちます。

効果の視覚化.png

(クリックで拡大)

 

AI による性能予測

DOE でパラスタしたデータから機械学習による予測を行います。実際にモデルを作って計算しなくても、瞬時に予測値を得ることができます。SimSolid をソルバーに使えば、大量のパラスタができるので、その分予測の精度も高まるわけです。

image

 

トレードオフ関係を見て取れる

誰もが軽くて強度の高いものと言ったように、良いところだらけの設計をしたいものですが、残念ながら、世の中の多くの物はトレードオフの関係にあり、どこかで、何を取って何を捨てるのか決断しなくてはなりません。SimSolid ソルバーで大量のデータを取得すれば、それだけ限界となるラインも明確に見えてきます。

image

 

最適化

もちろん最適化にも対応しています。

最適化.png

(クリックで拡大)

 

動画によるデモ


 

演習書 URL

ユーザー様限定で、Inspire+SimSolid 設計探索の演習書を公開しています。

https://community.altair.com/community?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0121725

 

アルテアジャパン公式製品リンク

https://www.altairjp.co.jp/inspire/

https://www.altairjp.co.jp/simsolid/

 

お問い合わせ先

https://www.altairjp.co.jp/contact-us/