一つのサーフェスに複数の板厚値を設定する方法
一つのサーフェスに対して複数の板厚値を設定したい場合、以下のように操作します。
【A】使用するソルバーがOptiStructの場合
(1) プロパティを作成し、板厚値(T)欄に板厚値を設定後、モデルブラウザよりコンポーネントを選択し、エンティティブラウザの"Property"で、先ほど作成したプロパティを選択します。これにより、まず1種類目の板厚値が、コンポーネント全体に設定されます。
(2)再度、新規プロパティを作成し、T欄に2種類目の板厚値を入力します。
(3)モデルブラウザにおいて新規に作成したプロパティを右クリック>Assign>モデリングウィンドウから2種類目の板厚値に設定したい要素を選択>ガイドバーのチェックマークをクリック>OK の操作により、1つのサーフェスに2種類の板厚値を設定することが可能です。3種類以上の板厚値を設定する場合は、(2)、(3)の操作を繰り返します。
【B】使用するソルバーがRadiossの場合
(1)プロパティを複数作成し、エンティティエディタの"Thick"欄にそれぞれ板厚値を設定します。
(2)コンポーネントを、(1)で作成したプロパティの数と等しくなる個数作成し、既存のコンポーネントと新規コンポーネントのそれぞれにプロパティを割り当てます。この操作により、既存のコンポーネントに割り当てたプロパティに設定されている板厚値が、サーフェスの全要素に設定された状態になります。
(3)エンティティフィルターを"要素"に変更し、板厚値を変更したい要素を選択後、モデリングウィンドウ内の任意の場所で右クリック>構成設定>Destinationの右側の...マークから、現在選択されている要素に設定したい板厚値が設定されているプロパティが割り当てられたコンポーネントを選択し、ガイドバーのチェックマークをクリックすることで、1つのサーフェスに2種類の板厚値を設定することが可能です。また、この(3)の操作を繰り返すことで、3種類以上の板厚値を設定することができます。
【A】OptiStructを使用する場合の操作動画
【B】Radiossを使用する場合の操作動画