Radioss エンジンでのトラブルシューティング方法

altair_fukuoka
altair_fukuoka
Altair Employee

Radioss エンジンでのトラブルシューティング方法について、どんなやり方がありますか?

Answers

  • altair_fukuoka
    altair_fukuoka
    Altair Employee
    edited July 2022

    その1:

    ログ _0001.out でエネルギーや質量がおかしくなり始める直前のサイクル、時刻を探す

    _0001.rad でそのサイクルまでもう一回実行する。 _0001.ctl というテキストファイルに /CYCLE/目的のサイクル と書いておく

    _0002.rad で先ほど止めたところから、 /PRINT/-1, /ANIM/DT、/TFILE で毎サイクル書き出せる時間間隔として、全サイクルを監視して異常を探す

     

    その2:

    _0000.rad の方で /TH/PART ですべてのパートに対する履歴出力要求をする。

    エネルギー履歴に異常が発生しているパート、材料を見つける

     

     

     

    両方を組み合わせて行うのがお薦めです。

  • altair_fukuoka
    altair_fukuoka
    Altair Employee
    edited July 2022

     その3:

     それでも未解決の時は

    1. 要素、節点だけのモデルを流してみる (材料特性、バネ特性等が不適切で変になることあります。)
    2. 荷重条件、境界条件を一つ一つ元に戻す。例えば落下衝撃試験なら、初速度だけ戻す(初速度の節点グループが変で、変な振動が乗っておかしくなることもあります。)

     

    その4:

    何をどう見ても設定が何も悪くないときは、時間ステップを下げてみます。デフォルト係数 0.9 を 0.6 とかにしてみます。

    その4 としましたが、いきなりやるのも良いです。最初に下げておいて、流れきるモデルを作った後で、時間ステップ上げることに挑戦してもよいです。

     

    # 0001_.rad にて  /DT 0.6  # マススケーリングしてるなら /DT/NODA/CST 0.6 <指定している dt>