リスタートを行う

Kosuke_IKEDA
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Altair Employee

MotionSolveにてリスタートを行う方法を紹介します。

例として、5sec後の状態をファイルに書き出し、そのファイルを用いて、5sec~10secまで計算する手順を紹介します。

 

 

  • 5秒後の状態をファイルに書き出す方法

 

モデルにTemplateを追加し、

Type = write text to solver command file

とします。

実行したいSimulationコマンド(05secまで計算)を記載し、その後に下記を追加します。

  <Save

     model_file          = 'save_1.xml'

  />

これで、5secの状態が、save_1.xmlに書き出されます。

本モデルを計算実行すると、save_1.xml が生成されます。

 

 

  • 5秒後から続きの計算を行う方法

 

続きの計算を行う場合は、新たなxmlファイルを作成し、下記を記述します。

例:restart.xml

 

model_file          = 'save_1.xml'

で、保存されたxmlファイルを指定します。

result_file         = 'save_1_restart.mrf'

anima_file          = 'save_1_restart.h3d'

でリスタート計算の結果ファイル名を指示します。

 

その後、実行したいシミュレーションコマンド(10secまで計算)を記述します。

 

restart.xmlMotionSolvesolver run managerで実行します。

 

上記のサンプルファイルはこちらです。

 

使用製品:Altair MotionSolve/MotionView

よくあるエンジニアからの質問はこちら

Answers

  • Kosuke_IKEDA
    Kosuke_IKEDA
    Altair Employee
    edited September 2020

    続きまして、結果アニメーションを結合する方法を紹介します。

    HyperViewにて、Add multiple result fileで複数のh3dファイルを読み込みます。

    image.png.53e5d2cf79a8db0b301017e885518c42.png

     

    Derive result機能を用いて、それぞれのTransientをコピーします。

    image.png.82a830606d3794af7db4ff97f2630819.png

     

     

    Resultsブラウザで作成したDerived load caseを選択します。これで、連続アニメーション再生が可能となります。

    image.png.577291f4a294b9034e98de3e6ddd9649.png

     

  • Kosuke_IKEDA
    Kosuke_IKEDA
    Altair Employee
    edited September 2020

    最後に、結果グラフを結合する方法を紹介します。

     

    つなげたい複数のabfファイルの名前を揃えて、ファイル名の最後に連番を付与します。

    Mass_Spring_Excitation.abf          ->           Mass_Spring_Excitation01.abf

    save_1_restart.abf                          ->           Mass_Spring_Excitation02.abf

     

    HyperGraphにてMass_Spring_Excitation01.abfのみ読み込めば、02も自動で読み込まれ、連続したグラフを作成します。

    image.png.d6f38ba7368e24ccff0808feaa9d695e.png