リスタートを行う
MotionSolveにてリスタートを行う方法を紹介します。
例として、5sec後の状態をファイルに書き出し、そのファイルを用いて、5sec~10secまで計算する手順を紹介します。
- 5秒後の状態をファイルに書き出す方法
モデルにTemplateを追加し、
Type = write text to solver command file
とします。
実行したいSimulationコマンド(0~5secまで計算)を記載し、その後に下記を追加します。
<Save
model_file = 'save_1.xml'
/>
これで、5secの状態が、save_1.xmlに書き出されます。
本モデルを計算実行すると、save_1.xml が生成されます。
- 5秒後から続きの計算を行う方法
続きの計算を行う場合は、新たなxmlファイルを作成し、下記を記述します。
例:restart.xml
model_file = 'save_1.xml'
で、保存されたxmlファイルを指定します。
result_file = 'save_1_restart.mrf'
anima_file = 'save_1_restart.h3d'
でリスタート計算の結果ファイル名を指示します。
その後、実行したいシミュレーションコマンド(10secまで計算)を記述します。
restart.xmlをMotionSolveのsolver run managerで実行します。
上記のサンプルファイルはこちらです。
使用製品:Altair MotionSolve/MotionView
よくあるエンジニアからの質問はこちら
Answers
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続きまして、結果アニメーションを結合する方法を紹介します。
HyperViewにて、Add multiple result fileで複数のh3dファイルを読み込みます。
Derive result機能を用いて、それぞれのTransientをコピーします。
Resultsブラウザで作成したDerived load caseを選択します。これで、連続アニメーション再生が可能となります。
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最後に、結果グラフを結合する方法を紹介します。
つなげたい複数のabfファイルの名前を揃えて、ファイル名の最後に連番を付与します。
Mass_Spring_Excitation.abf -> Mass_Spring_Excitation01.abf
save_1_restart.abf -> Mass_Spring_Excitation02.abf
HyperGraphにてMass_Spring_Excitation01.abfのみ読み込めば、02も自動で読み込まれ、連続したグラフを作成します。
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