接触計算を行った場合に、物体が吹っ飛んでいったり、接触力がノイズだらけという場合はないでしょうか?
今回は接触計算を上手く行う方法を紹介します。
まずは、接触を定義した物体を落下させる計算を行いました。
パラメータはすべてデフォルトです。接触力がノイズだらけでした。

MotionView / MotionSolveのデフォルトパラメータでは接触計算がうまくいかないことが多いです。
maximum step sizeをデフォルトの0.01から一桁は小さくしていただいたほうがよいです。
さっそく、maximum step sizeを0.01 -> 0.001としました。

結果を見てみます。
剛体接触ですので、初期は跳ねますが、次第に一定値に収まることが確認できました。

ほか、接触を検知するとmaximum step sizeを小さくするオプションもあります。現在のmaximum step sizeに対して倍率で指示する方法と、maximum step sizeを直接指示する方法があります。ただ、接触しっぱなしや頻繁に接触する問題を取り扱うことが多いと思いますので、先の方法で最初からmaximum step sizeを小さくするのがおすすめです。

本スレッドで使用したモデルです。お試しください。
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