回転軸のアンバランス力による周波数応答解析
回転軸のアンバランスによって発生する振動を周波数応答解析で計算する方法です。軸方向をZとした時、アンバランス質量による遠心力F=mrω^2を図1のようにX方向とY方向に分けると1/4回転で位相が90度ずれた力として働きます。これはOptiStructのデータとしては下記の例のように設定することができます。
SUBCASE 1
LABEL subcase1
ANALYSIS MFREQ
SPC = 1
METHOD(STRUCTURE) = 6
FREQUENCY = 5
DLOAD = 7
BEGIN BULK
DAREA 22 1001 1 1.0
DAREA 2 1001 2 1.0
TABLED4 3 0.0 1.0 0.0 1000.0
+ 0.0 0.0 1.0ENDT
RLOAD2 44 22 3 0
RLOAD2 4 2 90.0 3 0
DLOAD 7 1.0 1.0 4 1.0 44
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なお、以下の点に注意が必要です。
・モデルにアンバランス質量mは含めません。
・加振点は図1のmがある場所ではなく軸中心点です。
・加振力は回転数の二乗に比例して増大するようにTABLED4を使用して定義します。