拘束条件の影響を無くす
AltairNakagawa
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いくつかの荷重条件が設定されていて荷重条件だけで釣り合っている場合、拘束条件を設定するとそこに応力が発生してしまうので拘束したくない場合があります。そのような場合には最小限の拘束条件を設定して剛体運動だけを止める必要があります。例えば対象物がテーブルの上にただ載っているような時、上方向をZとした場合底面の3点をZ方向に拘束すれば良いようですが、これだけだと水平方向に自由に動けてしまいます。そこで3点のうちの1点をXYZ拘束して動かないようにします。これだけではまだこの点の周りに回転できてしまいますのでXYZ拘束した点からX方向にある点に
ついてはYZ拘束します。文章では分かりにくいかと思いますので図をご参照ください。これで対象物が飛んでいってしまうことはなく、かつ拘束部に応力が発生することも避けられます。ただし、これは最初に書きましたように荷重条件が全て釣り合っていることが前提です。釣り合っていない場合は慣性リリーフを使用する必要があります。
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