PBS Professional予備ノードのライセンスについて


バージョン2020.x以降、PBS Professionalをご利用いただくためにはAltair License Manager (ALM) から提供されるノードライセンス(PBSProNodes)またはソケットライセンス(PBSProSockets)が必要です。必要なライセンス数については、予備ノード分(通常はPBS Professionalの計算ノードとして利用しない、予備のノード)もご購入いただくことを推奨しております。

 

例えば、通常運用時のPBS Professional の計算ノードが10台(2ソケットx 10台 = 20ソケットライセンス)あり、ハードウェア故障等が起きたときのために1台の予備ノード(2ソケットx 1台 = 2ソケットライセンス)を準備しておく場合、22ソケットライセンスをお持ちいただくことを推奨しております。

 

もちろん、予備ノードを除いた20ソケットライセンスだけをお持ちいただくことも可能ですが、予備ノードへの交換時、ライセンスの割り当てを変更する作業が必要になります。またライセンス割り当ての変更時、license_linger_timeの設定値とタイミングによっては、解放されたライセンスが意図せず別のPBS Professional サーバーへ持ち出されてしまう可能性もあります。そのため、予備ノード分のライセンスが無い場合には、注意が必要です。具体的なライセンス割り当て変更作業は、故障した計算ノードをqmgrコマンドでdelete nodeし、予備ノードをcreate nodeする作業になります。詳細は添付されているマニュアルをご参照ください。