HyperMesh で積層材の機械特性を評価する方法を紹介します。


HyperMesh で評価できる機械特性

HyperMesh には積層材の機械的特性を評価する機能があります。ESAComp ユーザーでしたら、一部の機能が HyperMesh でも使えると思ってもらって大丈夫です。評価できる項目は 3個あります。一つ目は、機械的な材料定数です。このように、指定した積層をぐるぐるまわして、弾性係数などを調べることができます。

ぐるぐる回した時の弾性係数

 

二つ目は、指定荷重に対する First ply failure, 日本語に適した言葉が分からないのですが、一般的には許容荷重は線形範囲だと思うので、線形範囲を超えるかどうか、というのを評価します。積層材の厚み方向へのプロット表示により、どのプライがどの程度許容範囲を超えたのかを、ぱっと見て取ることができます。

FirstPlyFailure

 

最後は、二つ目と似ていますが、指定した積層に対して許容荷重を逆算で求めることができます。

耐荷重、耐モーメント

 

これらの評価はもちろんメッシュレスで行うことができます。

 

操作動画

操作方法についてはこちらの動画をご覧ください。

アルテアジャパン公式製品リンク

https://www.altairjp.co.jp/hyperworks/

https://www.altairjp.co.jp/composites/