Radioss: ヘキサ要素の厚さを、ソリッドシェル要素として出力する例題

始めに

普通であればヘキサ要素の厚さは出力できませんが、ソリッドシェル要素 (/PROP/TYPE20) とすれば、出力できます。

ヘキサ要素作成時の注意点

https://2024.help.altair.com/2024/hwsolvers/ja_jp/rad/topics/solvers/rad/brick_starter_r.htm

こちらのこの図の s の向きが厚みになります。

基本的に本テクニックを使うのは、板状の物体が対象だと思います。HyperMesh でメッシュを切るときに、面にシェルを張って、厚み方向に押し出すように作ると良いです。

HyperMesh で材料方向を確認する場合、Z ではなく Y として表示されることに注意してください。他のソルバーなどでの一般的な X, Y, Z ではなくて Radioss の r, s, t の順番と色に合わせてあるようです。

出力

出力は

/H3D/SOLID/THICK

です。→ リンク

"/ANIM" はサポートされていません。

例題 1要素モデル

最初のアニメーションの例題モデルはこちらです:

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