圧力条件 /PLOAD4 の使い方
始めに
ソリッドとシェル、それぞれ 1要素モデルで、圧力条件 /PLOAD4 の使い方の説明をします。
/PLOAD4 カードの基礎
定義が必要な項目は次の 2個です。surf_ID は圧力を与えるサーフェス ID (/SURF) で、fct_IDT は圧力ー時刻カーブ (/FUNCT{_SMOOTH}) です。
ソリッド要素の場合
サーフェスの定義の /SURF/SEG を使います。3 または 4節点で面を定義する手法で、HyperMesh で簡単に定義できます。操作は最後の動画を見てください。
接触定義によく使う /SURF/PART/EXT、パートの表面から自動的にサーフェスを作る方法は、使えません。エラーになるという意味ではないですが、ソリッドメッシュ全体をサーフェスにするため、下図のような圧力の与え方ができなくなります。
圧力の向きですが、HyperMesh でピラミッド表示されている方向に掛かります。下図のサーフェスに正の圧力を与えると、拘束を付けなければ、そのまま左に飛んでいきます。
(ちなみにピラミッドが見えないときは、内側を向いています。ワイヤー表示にすると見えます)
このモデルのダウンロードはこちら:
シェルの場合
シェルの場合はサーフェス定義に /SURF/SEG に加えて /SURF/PART/EXT も利用できます。
/SURF/SEG の場合
ソリッドの時と同じです。サーフェスにピラミッドが表示されるので、表示されている方向に圧力がかかります。
この場合も、このシェル要素は左側に飛んでいきます。
本モデルのダウンロード:
/SURF/PART/EXT の場合
/SURF/PART/EXT でサーフェスを定義した場合、ピラミッド表示は出ません。代わりにシェル要素の法線方向で確認します。
正 (Positive, 赤) の方向に掛かります。ですので、このサーフェスに圧力をかけると、左側に飛んでいきます。
モデルのダウンロード:
HyperMesh 上での説明動画
動画ファイルのダウンロード → ここをクリック