ワークフローガイドライン
fujita
Altair Employee
モデリング
- フリーサーフェスとマージされたパートのチェック
・ソリッドのみインポート
・パートはマージしない
・パートの定義が複雑になる
・解くのに時間がかかる
・解の正確さとパフォーマンスの悪化
- カーブしているソリッドのチェック
・ファセットが粗い場合、もっと解像度をあげる
・計算が遅くなるため、必要がなければ解像度を上げない
- geometry errorのチェック
- パートが正しく分類されているか確認 (ボルト、ナット、バネなど)
- 可能であれば溶接コネクション作成
- 解像度'normal'で自動接続作成
・小さなトレランスを使用
・すべての浮いた部品を確認して接続
・過剰に拘束されていないか確認
・余剰な接続を削除
- 少数の点で接続されている箇所を確認
・解像度をあげて接続作成
- ほかに比べて小さい体積のパートを確認
・それらが十分な数の点で接続されているか確認
- projectファイルが古いバージョンで作成されている場合、Project右クリック→initialize solutionが推奨
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Answers
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解析設定
- 線形静解析を実行
・局所変形、薄い曲がったソリッド、応力がかかるパートの確認
- 1で確認されたパートとパートの大きさにもとづいてローカルグループ作成
・同じ大きさのパートでグループ作成
・関連する解析設定 (refinement level, adapt to feature, adapt to thin solids)
・Adapt to features: 正確な応力が必要なグループに適用
・Adapt to thin solids: 薄い曲がったソリッドのグループに適用
・High refinement level: 全体-局所解析および局所的に変形するグループに適用
- 接触の解像度をあげる (適用可能な場合)
・応力が重要/高い箇所の接触の解像度をあげる
・非線形接触 separating/closing接触の場合は解像度をあげる
・接触点数が少ないために回転などの剛体運動が発生する場合は解像度をあげる
・パフォーマンス低下をさけるため、必要ない箇所では解像度をあげない
- 解が収束するまでadaptive solutionの数を4-5-6と上げる
・6を超えない
・7や8は接触箇所付近で値がちらばる
- 非線形解析は正確な線形解析ができてから実施
0 - 線形静解析を実行
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CADのインポート
- Parasolid readerを使用
・これによりサーフェスなどを無視してソリッドのみを読み込む
・Parasolidはstep/JTよりも好ましい
・NXに関しては、nativeファイルを使用する
・CATIAに関しては、3dxmlファイルが軽くてインポートが速い - 古いreader使用時の注意
・古いreader使用にはgeometry import settingsで'use Parasolid reader'のチェックをはずす
・古いreaderはインポート時にgeometryを修正
・geometryに隙間や貫通がある場合、HM/Inspireでチェックすることが有効
・修正機能は品質のよくないgeometryの場合は失敗することがある
- CADソフトからgeometryを出力するときは、常にアセンブリ/グローバル座標系で出力すると位置が正確になる
- パートのインスタンスが存在するときは、SimSolidにインポートされるパートのコピーを保存する
0 - Parasolid readerを使用
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ベンチマークガイドライン
- SimSolidはFEのために簡略化した形状ではなく、完全形状のCADに適用
・SimSolidはヘキサまたはテトラ2次要素のFEモデルと対比
・従来のFEの形状簡略化はSimSolidと異なる結果となりうる
- 最初は小さなアセンブリやシンプルなパートを解析し、SimSolidに慣れてきたら大きなアセンブリを解析する
- 応力の比較
・常に'adapt for stress'を適用するか、または、大きなadaptiveを適用する
・表面の応力を従来のFEと比較する - 接続
・接続点数が足りないための剛体モードを検出するために固有値解析を実施する。接続点数が足りない箇所は解像度を上げる。
・separating/closing接触には常に解像度'high'を使用する
- ボルト締付け解析
・ナットはボルトと締め付けられるパートに固着していなくてはならない
・ボルトは軸の接触がslidingでなくてはならない
・ボルトヘッドの接触はbondedかseparating/closingでなくてはならない
- 非線形材料
・SimSolidは公称応力-公称ひずみで応力-ひずみ関係を定義
・ひずみの結果は全ひずみで出力
・非線形解析には'adapt to stress'を適用するか、または、大きなadaptiveを適用する
0 - SimSolidはFEのために簡略化した形状ではなく、完全形状のCADに適用
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従来のFEと結果が合わないときのステップ
- モデルを比較し同一であることを確認
- 材料とプロパティをチェック
- 接続をチェック
・接触状態
・溶接の特性
・Virtual connectors (bushing, remote mass)
・SimSolidのVirtual connectorsは剛体結合
- 荷重と拘束条件をチェック
・従来のFEの剛体を適用しているか?
・SimSolidのRemote loadは接続箇所を剛体とはしない
・荷重の場所と単位をチェック
・SimSolidのimmovable supportは従来のFEの123dof拘束と同等
- SimSolidの結果が収束することを確認
・全体的な荷重経路、モードと熱を予測するために、'adapt for stiffness'を最初に使用
・応力の予測、薄板形状には'adapt for stress'を使用
・'number of adaptive solutions'を増やしたり、解の収束をチェックするための'part refinement'を使用する場合は、customを使用
- 従来のFEのメッシュをチェック
・メッシュの品質チェック
・ヘキサかテトラ2次要素を使用
・メッシュの細分化が結果に影響するか確認
0 - モデルを比較し同一であることを確認