高周波誘導加熱について

Yamakura
Yamakura
Altair Employee
edited November 2020 in 質問と回答 (Q&A)

Altair Fluxでは磁場解析と伝熱解析の双方向連成解析により、温度依存物性を考慮に入れた高周波誘導加熱解析がおこなえます。磁性材料は温度による性能変化が激しく、また、加熱効率にも影響をあたえるため、温度依存物性を考慮に入れる事はとても重要です。

 

3D解析の例題として、Technical tutorials > Magneto Thermal Applicationという例題があります。

この例題では印可する磁界の周波数が異なる状況において、高周波誘導加熱により焼き入れし、急冷することで、材料がマルテンサイト変態を起こす現象への影響を見ているものです。

 

周波数が高くなるに従い表皮効果により加熱に寄与する渦電流の分布は表面に偏っていきます。そのため、表面付近でメッシュの解像度を上げる必要がありますが、Altair Fluxでは表面インピーダンスモデルを用いることで、高周波の場合でも計算負荷をあげずに解析することが可能です。

 

image.png.b74a9c12a20d29f71569a3c26efbabc0.png 

 

image.png.dedbdc934ec86c8e184fe4756dcdf787.png

 

ご興味がございましたら是非お試しいただくか、お問い合わせをいただければと思います。

Tagged:

Answers

  • Yamakura
    Yamakura
    Altair Employee
    edited April 2019

    追加情報です。

    Altair Flux 2019からはレイヤメッシュ生成機能が搭載されましたので、高周波の場合で表面インピーダンスモデルを使用しない場合でも品質の良いメッシュで高精度な解析をおこなうことが可能となっております。

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>image.thumb.png.532d85854a1ca819dde2132226e8c83a.png