CADからの材料引継ぎ機能
V2019.3.0からCATIA, NX, JTについては、CADで設定されている“材料名”と同じ名前の材料データをMaterial databaseから適用する機能が追加されました。
確認したところ、日本語材料名は非対応のようです。
また、大文字と小文字も区別しているようで、STEELとSteelを別物として認識します。
Creoはversionにより材料名が格納されているタグが異なるようで、Geometry import settingsの下部にある、Custom metadata attributesからMATL_CNH or PTC_MATERIAL_NAME を
追加することで読めるようになります(下図参照。)
Answers
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SOLIDWORKSからの材料引継ぎは、現状SOLIDWORKS add-inからSimSolidを起動した場合のみ可能です。
その場合、CATIAなどの引継ぎと異なり、SOLIDWORKSで設定している材料物性値を引継ごうとします。
最低、ヤング率E、ポアソン比nu、密度rho, 熱伝導率k、熱膨張率CTEが設定されていることが必須です。
例えば、熱関連の物性値が設定されていない場合、引継ぐには'1'などの適当な数値を設定頂く必要がございます。
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引継ぎ情報と関連ないですが、SimSolidが対応しているCADフォーマットは下記となります。
CATIA、NX、PTC/Creo、SOLIDWORKS、Inventor、Fusion360、Onshape
Parasolid、 STEP、 JT、 ACIS、VDA、PLMXML、CGR、STL
※各CADのサポートバージョン情報は、Help->CAD Integration->File Handling and Formatsよりご確認頂くことが可能でございます。
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Fusion360からの材料引継ぎは、現状Fusion add-inからSimSolidを起動した場合のみ可能です。
(SOLIDWORKS add-inからの挙動とほぼ同様でございます。)
Fusion360内で設定している材料の物性値を引継ぎます。
ただ、SimSolidが日本語に対応していないため、材料データ名に日本語を含む場合、物性値は引き継がれますが材料名に??などが現れることがございます。
その様子の動画を添付させて頂きました。
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