相(Phase)番号について

nanotaro
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Altair Employee
edited November 2020 in 質問と回答 (Q&A)

粒子はグループ毎に相番号(Phase ID)を割り当てます。この番号は、1から始まる昇順の整数で抜けがない必要があります。この規則を基に、Phase IDに関するプリポスト処理時の注意点をご紹介します。

 


プリ処理(SimLab:バージョン2019.2)
Material IDがnFXのPhase IDに相当します。IDに抜けがあると出力時にエラーとなります。Model Browserで出力対象の粒子ボディ(表示されているものが対象)に割り当てられたMaterial IDが、上記の規則通りかご確認ください。必要に応じて、IDを変更してください。出力すべきボディが非表示のため、IDに抜けが生じてしまっていることもあります。

また、各固相粒子ボディに固有のMaterial IDを割り当てる必要はありません。同じMaterial IDとした場合、一体化したPhase IDとして出力されます。

 


nFXコマンドファイル(*.cfg)
そもそもPhaseコマンド内にIDを定義する箇所がありません。ファイル内、Phaseコマンド内、上の行からPhase ID = 1、2、3、となります。

 


ポスト処理(ParaView)
特定のPhase IDの情報抽出するには、Threshold機能を使用します。Thresholdメニュー内、ScalarsからPhase IDを選択し、Minimum、MaximumにてPhase IDの範囲を指定します。SimLabもしくはnFXコマンドファイル(*.cfg)を参照し、必要なIDを指定してください。