流量計測面コマンド(ProbeとMASSFLOW)
nanotaro
Altair Employee
流量を計測するコマンドには、ProbeとMASSFLOWがあります。流量を出力する点では同じですが、 これからnFXをご利用になられる方であれば、計算性能面、機能面からProbeコマンドのご利用を推奨します。
計算性能面に関して:MASSFLOWコマンドは従来からある機能ですが、Phase(相)コマンドの1つとして扱われます。これは、メインのアルゴリズムで使用する相と同じ扱いとなり、不要な計算負荷を生じます。数個程度のMASSFLOWコマンドでは大きな影響はありませんが、大よそ5個以上のコマンド定義により不要な計算負荷を引き起こします。一方、Probeコマンドは、相とは別に流量を算出するため、MASSFLOWと比べて計算効率が良くなっております。
機能面に関して:Probe機能に対しては機能拡張が続けられています。例えば、固相の運動と連動した計測が可能になっています。
補足
固相粒子が多数の相に分けられている場合もMASSFLOWと同様な問題を生じますが、サブフェージング(Sub-Phasing)機能と呼ばれる機能があります。固相粒子を属性によって内部的に再分類することで、計算時に最小限の相数として認識させることができます。この機能に関しては、別途ご紹介します。
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