リスタート方法

nanotaro
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Altair Employee
edited November 2020 in 質問と回答 (Q&A)
どの時間ステップのリスタートが出力されているかは、OUTPUT/restart.txtで確認します。1列目が時間ステップ、2列目が物理時間になります。
100 0.01
200 0.02
300 0.03
 
300ステップからリスタートをする場合、.cfgファイル内のリスタート関連コマンドを以下のように編集します。
restart true
restart_from_step 300
 
v2019からは、コマンド入力(-r true)で最新のリスタートファイルからの計算が可能です。上記例ですと、300ステップから計算。
mpiexec -np 1 ~/nfx.bin -i test.cfg -r true
 

最新のリスタートファイルを利用するという点では、.cfg内、以下のコマンドも利用可能です。

restart_from_step last
 
restart_from_dirコマンドを用いて、リスタートファイルが格納されたフォルダを指定することができます。
閉じた環境においては特に不要ですが、例えば、クラウド上で計算をしている場合にご利用いただけます。リスタート計算時には、rankフォルダ内にある.fdyデータを利用します。リスタートのジョブ投入時、これらのファイルを抽出し、フォルダ構成を保ったリスタートファイル一式の準備がジョブ投入時に必要となります。当コマンドの使用により、計算結果データ内のパスを支持するだけで、リスタートファイルを認識させることができます。指定するフォルダの場所はOUTPUTです(restart,txt、Used_casefile.cfgなどがある階層です)。