Inspire ExtrudeでのSimSolidを使用した高速ツールたわみ解析
Eijiro Hirota_22492
Altair Employee
ツールたわみ解析のシミュレーション
Inspire Extrudeでは、金型変形解析に対応するために、従来OptiStruct(詳細メニュー)ソルバーを使用したツールたわみ解析機能が搭載されていました。バージョン2024では、それに加えてSimSolid(クイックメニュー)を使用した高速なツールたわみ解析機能が搭載されました。ユーザーは使用ニーズに応じて選択する事が出来る様になりました。(図1)。
図1
数十秒レベルで応力状態を確認
たわみ解析の基本的な荷重面設定および境界条件や材料設定を行う事で解析実行する事が出来ます。数十秒レベルの計算時間の解析結果として、応力状態を確認する事が出来ます。(図2)。また、解析結果としては、変位の分布も出力されますのでダイスの変形状態を確認する事も可能です。(図3)
図2
図3
アルミ押出の複雑な金型の場合、より複雑な形状の部分に圧力がかかりやすくなるので、それに伴い金型が変形しやすくなります。その傾向を設計初期段階に把握する事は、金型の品質や摩耗なども考慮した設計のために重要になります。Inspire Extrudeに搭載されたクイックのツールたわみ解析機能は、ダイス変形の検討を簡単かつ迅速に行う事を可能にします。
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