Abaqus結果の「S-Stress components(s)」と「S-Global-Stress components(t)」の違い
Imoto
Altair Employee
AbaqusのODBファイルを読み込んだ際の、「S-Stress components(s)」と「S-Global-Stress components(t)」の違いをご説明します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
一番の大きな違いは、データのタイプが異なります。
「S-Stress components(s)」は、(s)となっていますので、スカラー値です。=そのまま座標変換は出来ない。
「S-Global-Stress components(t)」は、(t)となっていますので、テンソル結果です。=座標変換が可能。
また、参照座標系や、結果をどこで演算したのかなどが異なります。
「S-Stress components(s)」は、Abaqusが計算時の参照座標系を基にODBファイルに直接ミーゼスや主応力の結果を書き込んだ結果をそのまま表示しています。
「S-Global-Stress components(t)」は、「XX,YY,ZZ,XY,YZ,ZX」の6成分を基に全体座標系に座標変換を行い、HyperViewの中でミーゼスや主応力を計算した結果を表示しています。
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