シミュレーション関連の技術リソースとディスカッションのためのスペース。
Radiossなど陽解法ソルバーはわりと計算時間が長くなりがちで、翌日出社して途中でエラーとなっているのを見ると残念な気持ちになりますが、いくつかの経験的な良い設定に準拠して頂くことで多くのエラーは避けることが可能です。その設定については、下記"best practices"としてまとめられておりますので、途中エラーを経験する方は是非一度見て頂きたいと思います。 * チュートリアル / ハウツー - Radioss modeling best practices (altair.com) エラーとなる原因はいろいろあるので一概には言えないのですが、上記"best…
本投稿はPSIMのビデオチュートリアル How to Import a SimCoder Project from PSIM to CCS を日本語化したものです。 概要 本チュートリアルでは、3相のサイン波信号をマイクロコントローラ上で生成させます。 PSIMの自動コード生成機能を用いて、3相のサイン波を生成するコードを生成し、そのコードをマイクロコントローラ上で動作させる方法を紹介します。 事前準備 マイクロコントローラ TMS320F28069M を購入しました。 また、PSIMで生成したコードを上記コントローラに書き込むためのソフトCode Composer Studioが必要です。 CCSTUDIO IDE…
HyperView(ポスト用ツール)の新旧GUI対応表です。 下記からpdfをダウンロードしてご使用ください。 HyperView 新旧GUI対応表 Ver2022.3.pdf 一部抜粋
Radiossには、/FUNCT_SMOOTHと言う準静解析などで便利な機能がございます。/FUNCT_SMOOTH (altair.com) ヘルプ内の画像を引用しましたが、下図の赤い点を表形式に定義するとその点と点の間を自動で滑らかにつないでくれる機能で、強制変位カーブの定義などで大きな速度変化を回避してくれたりして、準静解析する時に便利です。 ところで、Radiossはサインカーブを式的に定義することができません。エクセルなどでサインカーブのXとYの組合せを求めて、それを/FUNCTで定義する必要がございます。…
Inspire Studio, Renderはアセットをインストールする必要があり、インストール時に場所を指定する必要があります。 この場所についての注意点を説明します。 インストール時、以下のようにアセットフォルダを配置場所指定するよう求められます。 このアセットフォルダのパスはデフォルトでインストールしたユーザー配下のフォルダに作成されます。 1つのマシンに複数アカウントでログインして使う場合を想定した際、管理者の方がインストールすることが多いと思います。 この際上記の画面で、管理者のみのアクセス権があるフォルダを指定してしまうと「アセットフォルダが見つかりません」というエラーが発生します。 この際は、以下の手順で対処します。…
この記事は、SimLabを利用した誘導電力伝送システム のモデル作成と磁界解析について記載された下記の記事 KB0121730 を翻訳したものです。 研究対象機器 誘導電力伝送システムのカプラは、エネルギー送信器、エネルギー受信器を含み、それぞれコイルと強磁性体を含みます。 このデバイスにとって、相互インダクタンス値は最も重要な物理量です。相互インダクタンス値は電力を伝送する能力を決定するため、カプラと制御回路の設計に大きな意味を持ちます。 この例では、カプラのモデリングとSimLab 2023による3次元過渡磁界解析を示します。 基本的な磁界解析 スタディデバイスのすべての物理的定義は、[MT3D…
Altair ElectroFloは、Simlab環境下で利用可能なCFDベースの熱解析ソフトウェアです。 このKnowledge Basesでは、ElectroFloを用いて基盤(Board)に結合された部品(Comp)が1Wでの発熱する際の自然対流を解析する手順を説明いたします。 本サンプルモデルでは、CADデータのインポートから解析領域の定義/発熱定義/設定確認/計算/ポスト処理などElectroFloの一連の基本的な操作を説明しています。 ElectroFloの操作手順につきましては、添付資料(ElectroFloサンプルモデル_1.pdf)をご参照ください。 なお、本資料は、Simlab2023.2に対応しています。…
始めに テトラ2次要素の、節点位置での応力の H3D 出力要求には * /H3D/NODA/GPS * /H3D/SOLID/TENS/STRESS/CORNER_DATA の 2個があります。本記事ではこれらの違いや、メリット・デメリットについて説明します。 違い まず、どのような要素でも応力計算自体は、積分点と言われる点で行われます。これは節点の位置にはありません。しかしそれだと何かと不便なので、Radioss などのソルバーが節点の位置での応力を推測して出力し、ユーザー側で、その値を見ることができるようになっています。 /H3D/NODA/GPS の場合、Radioss が要素ごとの節点位置での応力を推測した後、通常…
近年、複雑な接触などを含む準静解析的問題を、収束しない心配が無い陽解法のRadiossで解くお客様が増えています。 その時のコツについては、弊社福岡により既にまとめられており、滑らかに動かすための/FUNCT_SMOOTH と減衰の/ADYRELが鍵だと思います。 * Radioss で準静解析を行う技術を紹介します。 本来これ以上申し上げることはございません。以下の文は蛇足となります。 /KERELのロマン…
この記事は、SimLabを利用したアキシャルフラックスマシンのモデル作成と磁界解析について記載された下記の記事KB0121731を翻訳したものです。 研究対象機器 この事例では、1つの内部ロータと2つの外部ステータを持つ軸流機械のモデリングと解析を行います。モータの形状およびメッシュの記述は、AFMモデリングツールを使用して以下のように定義します。 基本的な磁界解析 モータのすべての物理条件の定義は、提案された[MT3D Workflow]ツールバーで実現できます。 コイル領域は下図のようになっており、[Circuit Designer]で定義した回路と結合しています。…
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