シミュレーション関連の技術リソースとディスカッションのためのスペース。
始めに 大きなひずみの領域までの再現性が良い (*1) として人気の Arruda-Boyce 超弾性材料の簡単な使い方を説明します。単軸引張試験の応力ーひずみカーブを入力できるので、使い勝手が良いです。参考として 1 要素モデルも作りました。 *1) ゴム材 料 の力 学特 性 同定 とFEM解 析 へ の利 用, 飯 塚 博氏・ 山 下 義 裕氏 https://www.jstage.jst.go.jp/article/gomu1944/77/9/77_9_306/_pdf 簡単な使い方の説明と 1要素モデル 1要素の単軸引張モデルはこちら: model01.7z リファレンスはこちらです。…
始めに 1要素モデルや、剛体しかない検証モデルの場合、タイムステップが大きすぎて、出力があらすぎたり、必要な出力が得られないことがあります。そのようなときは /DTIX で時間ステップの上限を決めると便利です。 使い方 https://2024.help.altair.com/2024/hwsolvers/ja_jp/rad/topics/solvers/rad/dtix_engine_r.htm 今回は時間増分が大きすぎることが問題ですので、ΔTini は適当に 1e-30 とでもしておけば大丈夫です。ΔTmax を千サイクルとか一万サイクルとかになるように、調整してみてください。…
始めに /MAT/LAW70 は、応力ーひずみ線図をカーブ /FUNCT で指定するタイプの、設定がしやすい、フォーム材用の超弾性材料です。 https://2024.help.altair.com/2024/hwsolvers/ja_jp/rad/topics/solvers/rad/mat_law70_foam_tab_starter_r.htm いろいろな設定がありますが、本記事では、一番簡単な基本の設定の仕方をお伝えします。 最小限の設定必須項目と設定例 このように、ほぼ潰し切る 1要素モデルを用意してみました。 ダウンロード: model01.7z 最低限必要となる項目は、次の 7項目です。 ρ は初期密度、ν…
始めに Radioss には、流体解析と連成するタイプの FVM エアバッグという機能があります。 https://community.altair.com/community/ja/?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0121407 カードが2種類あるのですが、一番シンプルである /FVMBAG2 を用いて、簡単な設定方法を示します。 エアバッグに必要な3個の機能は、 * 気体の質量を一定に保つ袋としての機能 * インジェクタで、気体を送り込む機能 * ベントで、気体を抜く機能…
お客様から、下記のようなお話を良くお聞きします。部品形状が少し異なるものを再度解析する、と言うお話です。 * 全ての製品で実施が決められている解析があり、毎モデル同じ解析をする。 * 試作ステージごとに形状変更があった部品に対して、形状変更前と同じ解析を実施する。 これらの定型的な解析を効率良く実施するための機能の一つにテンプレート機能がございます。いろいろな設定を覚えておき、新しい形状のモデルに対してその設定を割り当て直すようなイメージの機能になります。SimLab learning centerにこの機能を紹介する動画が見つからなかったので作成しました。是非お試し頂ければと思います。…
始めに 本記事では、力荷重 /CLOAD の最低限の使い方の説明と、例題モデルを一つお伝えします。 /CLOAD の使い方 ヘルプはこちらです。 https://2024.help.altair.com/2024/hwsolvers/ja_jp/rad/topics/solvers/rad/cload_starter_r.htm Radioss の入門の演習書では、強制変位 /IMPDISP を扱っているので、こちらを使ったことがある方であれば、なんとなく使い方は想像つくかとおもいます。 https://learn.altair.com/course/view.php?id=699 (要ログイン。初回アクセス時に "enroll me"…
始めに 本記事では、布用の線形材料 /MAT/FABRI と幕要素特性に使える /PROP/SH_ORTH を使って表現することができるやり方の中で、最も単純なモデルの作り方を紹介します。 まず、布というと引張には強いけど、圧縮には抵抗力を持たないというイメージがありますが、材料の段階では、そういう材料を与えません。冒頭にも書きましたが、線形材料を使います。そのままだと、圧縮にも抵抗力を持ってしまうので、幕要素特性という、曲げの剛性を持たない要素特性の与え方を行います。…
始めに 本記事では、OptiStruct 向け MultiScale Designer 材料 MATMDS を積層シェル要素に適用した 1要素モデルを示します。 1要素例題モデル 例題モデルのダウンロードはこちら matmds_1elem_example.7z 動作確認、作業にはバージョン 2024.1 を利用しています。 OptiStruct モデルの説明 作業の順番的には MultiScale Designer が先なのですが、MultiScale Designer は GUI 的になんとなく雰囲気で使うことができる可能性が高いので、最初に OptiStruct…
始めに 本記事は、シェル要素の厚み方向の積分点の応力値を、履歴グラフ T01 に出力する方法を示します。 説明 使用するカードは四角形シェルの場合は /TH/SHEL、三角形の場合は /TH/SH3N です。 https://2024.help.altair.com/2024/hwsolvers/ja_jp/rad/topics/solvers/rad/th_shel_starter_r.htm https://2024.help.altair.com/2024/hwsolvers/ja_jp/rad/topics/solvers/rad/th_sh3n_starter_r.htm 慣習的に /TH は出力要求として DEF…
始めに v2024.1 から GUI ががらっと変わって戸惑ってしまっている方向けに、操作動画を作りました。 変更の概要については下記の記事を https://community.altair.com/community/ja?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0125159 計算結果が出ないという不具合と回避方法については次の記事を参照してください。 https://community.altair.com/community/ja?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0125160 デモ動画 動画ファイル .mp4 のダウンロード:…
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