MotionView2022.2以上で作成したモデルを2022.1以下で開くとエラーになる


MotionView2022.2からベクトルの定義が拡張されたため、MotionView2022.2以降で作成・保存したモデルをMotionView2022.1以前のバージョンで開くとエラーとなります。ご注意ください。

 

MotionView2022.1以前のベクトル定義

ベクトルの方向のXYZ成分を入力するのみです。

 

MotionView2022.2以降のベクトル定義

Orientation Methodが追加され、XYZ定義かPoint定義を選択できます。

XYZ定義の場合でも、Originを指定してベクトルの方向のみでなく、原点位置も定義できるようになっています。

Pointの場合は、ポイントを二つ指定して、2点を結ぶ方向にベクトルを定義できます。

 

上記変更の結果、.mdlファイルの*SetVectorの記述が変更されています。

#2022.1の場合  
*SetVector( v_0, 1.0, 0.0, 0.0 )
#2022.2の場合
*SetVector( v_0, XYZ, 1.0, 0.0, 0.0 )

 

そのため、2022.2で作成、保存したmdlを2022.1で読み込むと、以下のようにXYZが1カラムずれて、Xの値がエラーになります。

どうしてもMotoinView2022.1以前でモデルを開きたい方は、.mdlをテキスト編集して*SetVectorのXYZ,を削除してください。

 

使用製品:Altair MotionSolve/MotionView

よくあるエンジニアからの質問はこちら