HyperMesh フィールドマッピングで、材料座標系をマッピングする


 

はじめに

本記事は、OptiStruct のシェル要素モデルの材料座標系マッピングの操作事例です。なお、材料座標系の定義方法は、ソルバーごとに多岐にわたるため、本動画のやり方では、マッピングできない可能性があります。

 

OptiStruct シェル要素の材料座標系の決め方と、マッピング対応状況

2通りあります。1個目は、シェル要素の節点の順番と形で決まる要素座標系と言うものに対して、そこからの角度を指定する方法です。CQUAD4 カードの Theta オプションを指定します。詳しく知りたい方は、次のリファレンスガイドのコメント 3, 5 を参照してください。

 

https://help.altair.com/hwsolvers/os/topics/solvers/os/cquad4_bulk_r.htm

 

2個目は、同じく CQUAD4 カードの MCID オプションで、座標系を選択する方法です。

 

マッピングは次の表のパターンで対応しています。MCID から MCID へのマッピングはとても難しいです。OptiStruce にとっては Theta でも MCID でも等価ですので、MCID に拘らないのも、一つの選択だと思います。

 

  マッピング元のモデル
Theta MCID
マッピング先のモデル Theta 簡単 簡単
MCID 不可  難しい

 

動画

 

動画で使用しているモデルのダウンロード

theta1.hm

mcid1.hm

 

動画ファイル mp4 のダウンロード

KB0123835: HyperMesh フィールドマッピングによる材料座標系マッピング