剛壁の動かし方


設定方法

剛壁 /RWALL というと、動かない壁というイメージがありますが、動かすことができます。

https://2022.help.altair.com/2022/hwsolvers/ja_jp/rad/topics/solvers/rad/rwall_starter_r.htm

 

Radioss は動きはすべて節点で計算するので、動かす場合は節点を別途指定します。この節点が剛壁の基準点となります。動きの計算は運動方程式ですので、質量は絶対必要ですので、Mass は必ず指定します。そして、必要に応じて VX0 ~ VZ0 の初速を指定するという形です。

 

また、節点が存在しているので /IMPDISP で強制変位を与えることもできます。

 

HyperMesh で node_ID, Mass 等を指定するときの作業順序は次の通りです。

 

例1, 初速を与える

例題に使うのは、このような単純なモデルです。

 

/RWALL の設定です。

計算するとこうなります。

初速の時

 

この例題のダウンロード: 01_V0.7z

 

例2, 強制変位を与える

/IMPDISP を /RWALL, node_ID の節点に与えます。

 

上に上がって戻るという /FUNCT になっています。

 

これを流すとこうなります。

強制変位の場合

 

この例題のダウンロード: 02_impdisp.7z

 

アルテアジャパン公式製品サイト

https://www.altairjp.co.jp/radioss/