結果ファイルから数字を直接取ってくるのは Result Query 機能が便利です。


始めに

変形図やコンター図など、結果を立体的に、色で分かりやすく見るのは HyperView が便利ですし、グラフを描くなら HyperGraph が便利ですが、ただただ結果の数値を拾いたいというのであれば、以外にも HyperMesh の Result Query が便利です。

 

例えばサブケースが2 こある結果で、両サブケースの全節点の変位値と全要素のミーゼス応力を取りたいとします。HyperView だと、

 

1, サブケース 1 の変形コンターを描く

2, クエリ―パネルで値を拾う

3, サブケース 2 の変形コンターを描く

4, クエリ―パネルで値を拾う

5, サブケース 1 の応力コンターを描く

6, クエリ―パネルで値を拾う

7, サブケース 2 の応力コンターを描く

8, クエリ―パネルで値を拾う

 

と、8 手必要になります。サブケースが増えたり、拾いたい数値が増えるほど、手数は増えていきます。それを解決するのが HyperMesh の Result Query 機能です。

 

Result Query の利点1: 一気に取れる

 

次のように、 一気にとるための指示は非常に簡単です。

 

これで次のような CSV を取得することができます。変位の csv と、

 

応力の csv です。

 

Result Query の利点2: バッチ処理できる

HyperMesh の GUI を立ち上げずに、バッチ処理で csv ファイルを作成できます。しかも、自分で HyperMesh を動作させるスクリプトを書く必要はありません。先ほどの設定画面の内容を処理するスクリプトを、Result Query ツール自体が作成します。このような Tcl スクリプトを自動生成します。

 

味も素っ気もないですが、このようにバッチ処理すれば csv ファイルが出来上がります。

バッチ実行.png

(クリックで拡大)

 

操作動画

操作の様子を動画にしました。

動画ファイルのダウンロード:

KB0121652_ResultQuery操作動画.mp4

 

動画で使った OptiStruct 入力モデルはこちら: model1.fem

 

アルテア公式製品リンク

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