始めに

以下の記事で、HyperWorks のレポート機能の仕組みを説明してきました。

基本的にワードを操作する代わりに HyperWorks でワード文書を作成するという仕組みなので、何か、例えば応力のスクリーンショットを張り付けたいと思ったら、そのコンター図自体は、作業者側があらかじめ準備をしておく必要があります。

では、コンポーネントが 100個、荷重ケースが 10個ある場合に、コンポーネントと荷重ケースの組み合わせごとに、応力のスクリーンショットが必要な場合は、作業者があらかじめ、100 x 10 = 1000 個のコンター図を準備しなくてはならないのでしょうか？

そのような単調な繰り返し作業をしなくて良いように、Loop Result と言う機能が準備されています。次の図は、一見何か分からないかもしれないですが、完成したワードのページをすごく小さく並べて表示したものです。

(クリックで拡大)

Loop Result はスクリーンショットを撮るだけでなく、最悪値についても、リストを出力するようになっています。

このようなレポートを自動で作ることができます。詳しくは動画をご覧ください。

動画

動画ファイル mp4 のダウンロード

レポートに利用しているデータは、以下の記事で紹介している演習データの、".\Chapter10_AerospaceTools\wing.h3d" です。