スプロケットチェーンドライブの使い方


MotionView / MotionSolveの2輪車ライブラリには1Dのスプロケットチェーンドライブ機構が組み込まれています。

本記事では2輪車ライブラリ以外のモデルで使用する方法を説明します。

 

概要

2輪車ライブラリの1Dスプロケットチェーンドライブモデルは、駆動スプロケットボディと従動スプロケットボディにチェーン荷重の作用・反作用力とトルク・反トルクを与えるものです。

 

2輪車ライブラリでのスプロケットチェーンドライブ

MotionViewでライブラリより2輪車モデルを呼び出すと、下記のようにスプロケットチェーンドライブが組み込まれています。

回転体は従動のリアホイールのみです。駆動側には荷重・トルクが作用するのみです。

システムで作成されていますので、Export / Import機能を用いることで他のモデルにも適用できます。

 

スプロケットチェーンドライブのサンプルモデル

他のモデルに適用したサンプルです。モデルはこちらからダウンロードいただけます。

アタッチメントでエンティティを選択することで、他のモデルにも適用できます。

 

必要なアタッチメント

必要なアタッチメントについて説明します。

 

ボディ

3つのボディが必要です。

解析で回転するのは、drivenのボディのみです。回転の基準となるのがdriven_baseのボディです。driveには反作用の荷重、トルクが作用するのみです。

drivenとdriven_baseは回転ジョイントで結合されるのが一般的です。

 

ポイント

4つのポイントが必要です。

駆動スプロケットの中心と回転軸、従動スプロケットの中心と回転軸を定義します。

 

ソルバー変数

駆動トルクを定義したソルバー変数を定義します。

これらをスプロケットチェーンドライブシステムのアタッチメントで指定することで、任意のモデルでご利用可能です。

 

使用製品:Altair MotionSolve/MotionView

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